【タイ・バリ・インド】アジアの三大マッサージ紹介

アジア
皆さんは「アジアの三大マッサージ」をご存知ですか? 世界には何種類ものマッサージがあるので、どれを施術に採用しようか悩みますよね。 そこで今回は、アジアを代表する三大マッサージの歴史、特徴、効果を紹介します。 「心身ともに癒せるマッサージを探している」 「マッサージで病気を予防したい!」 という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

目次

アジアの三大マッサージとは?

今回紹介するアジアの三大マッサージは、以下の3つです。

  • タイ古式
  • バリニーズ
  • アーユルヴェーダ

韓国の「骨気(コルギ)」や「よもぎ蒸し」、中国の「推拿(スイナ)」など、アジアにはさまざまなマッサージが存在します。

中でも、上記の三大マッサージは、どれも古くから歴史を持つものばかり。

また、旅行好き・マッサージ好きの人たちからも評価の高いマッサージです。

さらに、今回紹介する三大マッサージは、ユネスコや世界保健機関(WHO)からも認定を受ける、信頼できるマッサージでもあります。

アジアには、他にもさまざまなマッサージが存在します。

今回紹介する三大マッサージは、発祥地で暮らす人々の身近な伝統医療・民間療法。

タイ古式マッサージとは?

まず初めに紹介するのは「タイ古式マッサージ」。

タイ古式は「世界一気持ち良いマッサージ」「2人でするヨガ」ともいわれています。

国際連合のユネスコから認定されている、由緒正しいマッサージです。

タイ古式の歴史

タイ古式の歴史は、今から2500年前までさかのぼります。

マッサージのベースは、5000年もの歴史を持つインドの「アーユルヴェーダ」。

中国やチベットの伝承医学にも影響を受けながら、今のスタイルが確立しました。

タイ古式の創始者は、インドの医師であるシヴァカ・コマラパ氏。

体調不良の人々にタイ古式を無償で提供し、タイの伝統医療を築きあげました。

タイ古式は「世代を超えて継承すべきもの」として、2019年に無形文化遺産に登録。

アジアを代表する伝統医学のひとつとして、今も人々に受け継がれています。

タイ古式の特徴

タイ古式の技法は、ストレッチ、矯正、整体、指圧、つぼ押しなどさまざまです。

アジアのマッサージのなかでも、アクロバティックかつ爽快なストレッチが特徴的。

中でもタイ古式として有名なのが「2人でするヨガ」といわれる技法です。

頭からつま先までゆっくりと伸ばし、疲労が溜まりにくい体へと変えていきます。

タイ古式のポイントは、人体を流れる「セン」というエネルギーラインを整えること。

リンパや血液を刺激して各器官の働きを正常に戻し、体質を根本から改善していきます。

タイ古式の効果

タイ古式には、以下のような効果があります。

痛みへの効果心と体への効果
頭痛腰痛肩こり冷え性生理痛眼精疲労むくみ改善リラックス効果自律神経を整える免疫力アップ基礎代謝アップ自然治癒力アップ

タイの保健省より、タイ古式は「医学的効果がある」と公的に証明されています。

全身の筋肉をほぐし血液の巡りを促すことで、免疫力&治癒能力がアップ。

加えてリラックス効果も抜群で、心と体の両方にアプローチできるマッサージ方法です。

またタイ古式は、現代病を予防する「予防医学」としても注目を浴びています。

自然治癒力を高めることで、薬に頼らなくても治癒しやすい体づくりをサポート。

定期的な施術で、病気になりにくい体へと変えていけるでしょう。

バリニーズマッサージとは?

続いてご紹介するのは「バリニーズマッサージ」。

バリニーズは、主に「リラクゼーション」と「ヒーリング」が目的のマッサージです。

オールハンドのハンドヒーリングは、南国ならではの高い癒し効果を持っています。

バリニーズの歴史

バリニーズは、8世紀初頭に成立した「ジャワ王国」が発祥の地。

王族女性たちの美と健康を保つ方法として、バリニーズの技法が確立しました。

王族から庶民へ、ジャワ王国からアジア諸国へ。

国境を越えて、ヒーリング効果の高いバリニーズ技法が世界へと受け継がれました。

また、バリでは「人間の体内には神が宿る」と信じられています。

マッサージにより体内の神を喜ばせることで、魂を浄化できると考えているようです。

昔は痛みを伴う施術方法が主流でしたが、上記の点から技法が変化。

時代が進むにつれて、段々とリラックス効果の高い技法へとシフトしていったそうです。

今ではバリ島の伝統的な民間療法のひとつとして、世界中の人々から愛されています。

バリニーズの特徴

今回は、バリニーズで人気のある2種類の技法を紹介します。

1つ目は、ハーブやターメリックをつかっておこなう「ルルール」。

ジャワ王国のプリンセスが、結婚式の前におこなったという美容トリートメントです。

自然由来のスクラブで全身の古い角質を取り除き、滑らかで若々しい肌をつくります。

筋肉痛や関節痛にも効果があり、傷の治癒も期待できる伝統的な技法です。

2つ目は、髪、頭皮、首にかけたトータルトリートメント「クリームバス」。

フルーツやハーブ由来のクリームを頭皮に塗り、頭のつぼを優しく刺激します。

頭部の血流を促すことで、抜け毛予防や毛穴汚れの除去効果が抜群。

アジア女性の美の象徴である「黒くて滑らかな髪」を保つ、バリで身近な美容法です。

バリニーズの効果

バリニーズには、以下のような効果があります。

痛みへの効果心と体への効果
筋肉痛関節痛全身のこり疲労回復機能回復美肌効果むくみ改善リラックス効果自律神経を整える

バリニーズは全身のリンパや血液の流れを促し、滞りがちな老廃物や有害物質を排出。

ロングストロークで丁寧に圧をかけ、全身のこりや体の疲れをほぐします。

老廃物・有害物質の排出で、全身の機能回復効果を期待できるマッサージです。

また、他のマッサージと違うのは、神聖な“気”をつかったヒーリング効果がある点。

バリニーズはすべてオールハンドでおこなうため、日ごろの疲れを心地よく癒します。

体の痛みというより、メンタルや体の内部機能を整えるのに向いているマッサージです。

オイルの種類が豊富なので、嗅覚から癒されたい人にも向いています。

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダは、中国医学、ギリシャ医学と並ぶ“世界三大医学”のひとつ。

5000年以上の歴史を持つ、インド・スリランカの伝統医療です。

アーユルヴェーダの歴史

アーユルヴェーダは紀元前8世紀〜10世紀ごろ盛んにおこなわれていました。

現在のアーユルヴェーダは、1980年代に現代医学として再編された技法。

中国の漢方とともに、世界保健機関(WHO)に認められた現代医学のひとつです。

心身の健康維持、各機能の回復・向上、病気の予防を中心に構成されています。

アジアを代表するアーユルヴェーダですが、西洋医学とは根本的に異なります。

まず西洋医学は「どのように病気を治すのか」を考えるのが一般的。

人は病気になるのが前提のため、病気に直接アプローチする治療が大切という考えです。

一方アーユルヴェーダは「どのようにすれば病気にかからないのか」を考えます。

健康な心身の状態を定義し、予防医学の観点からアプローチする健康法なのです。

アーユルヴェーダの特徴

アーユルヴェーダは「ドーシャ」と呼ばれる3つの要素を軸に考えています。

ドーシャとは、以下3つの要素のこと。

  • ヴァータ(風・空)
  • ピッタ(火・水)
  • カパ(土・水)

ヴァータは体内の「動き」「運搬」「排出」の役割を持ちます。

ピッタは「結合」「同化」「免疫」。

カパは「消化」「代謝」の役割を持ち、ドーシャバランスは人により異なります。

ドーシャには「生まれ持った性質」と「過剰に分泌されるもの」の2種類があります。

過剰分泌を放置することで心身の健康が損なわれ、病気がちな体質に。

アーユルヴェーダはこれらのバランスを整えることで、心身の健康を取り戻します。

施術方法は、瞑想、ヨガ、呼吸法、ハーブ、マッサージなどさまざまです。

アーユルヴェーダの効果

アーユルヴェーダには、以下のような効果があります。

美容への効果心と体への効果
美肌効果美髪効果老化防止体脂肪排出デトックス効果体内浄化麻痺改善健康長寿疲労回復視力改善ストレス緩和免疫力アップリラックス効果自然治癒力アップ

バリニーズやタイ古式と違うのは、痛みへのアプローチが少ないことです。

アーユルヴェーダは予防医学に基づいている技法なので、得意分野が異なります。

まったく痛みに効かないわけではないので、総合的なマッサージとしておすすめです。

瞑想、ヨガ、呼吸法、ハーブ、マッサージなどを用いるアーユルヴェーダ。

サンスクリット語の「アーユス(生命)」「ヴェーダ(科学)」という意味があります。

病気を予防することで、若返りや美容にも効果があると考えられている健康法です。

日々の生活に取り入れることで、感じていた不調を根本から解消できるでしょう。

まとめ

アジアの三大マッサージは、人々の心身を癒す“憩いの技法”です。

リラックス効果を得られるだけでなく、心身の病気の予防にも繋がります。

日本では「世界のマッサージに衝撃を受けた」という旅行好きの人も多くいるようです。

歴史あるマッサージを、ぜひあなたのお店にも取り入れてみてはいかがでしょうか?