求人応募が来ない…原因は求人票にあるかも!
やりがいのある仕事でサロンの雰囲気もいい…。
すぐにでも求人応募がありそうですが、実際には応募者が来ないために困っているサロンは多くあります。
その原因の1つに挙げられるのが、求人票の出し方です。
慢性的な人手不足は他のスタッフへの負担になります。
それが続けば、ゆくゆくはサロンの経営に支障をきたすことになりかねません。
求人応募がこなくて困っているサロンは、早急に求人票を見直しましょう。
求人を出す前に確認すべき5つのチェックポイント
求人票を載せる前に確認しておきたいポイントは、次の5つです。
- 求人媒体と求める人材はマッチしている?
- 業務内容や条件はわかりやすい?
- 他店の募集に見劣りしていない?
- 地域や職種、人材に合った条件になっている?
- 同じ媒体で連続して募集していない?
上記に該当しない、あるいはよくわからないという方は、スタッフ募集を掲げても応募者が来ない可能性が高くなります。
その理由と改善点について事項より詳しく解説していきます。
求人広告はサロンの宣伝!?応募が増える魅力的な求人広告の作り方
美容関係のサービス業は離職率が高いといわれています。
それはリラクゼーションサロンのセラピストも例外ではありません。
確かに、同業者のスタッフ募集広告を見かけることは多いでしょう。
つまり、求人票にも競合他社の存在があり、ライバルに勝たなくては採用に至らないのが実情です。
魅力的な求人広告で求職者を引き付ける必要があります。
求人広告は当然ながら他業種の方が見る機会もあります。
その過程でサロンの存在を知り、来店につながる方もいるかもしれません。
特に地元密着型の媒体に求人票を掲載する際は、魅力的な求人広告でサロンのイメージアップも狙いましょう。
では、魅力的な求人広告とはどのように作ればいいのでしょうか。
5つのチェックポイントを振り返りながら、具体的な見直しポイントについて考えます。
求人媒体と求める人材をマッチさせる
求人広告を載せる媒体にはさまざまな種類があります。
- ハローワーク
- 求人情報誌
- 新聞の折り込みチラシ
- 地元密着型のフリーペーパー
- Webの求人・転職サイト
- 職種特化型の求人サイト
- 自社サロンのホームページ など
これらは、有料と無料、紙媒体とWeb媒体の違いの他にも注目すべき点がいくつかあります。
たとえば、利用者の年齢層やエリアです。
若い世代の採用が理想ならば、利用者の多いWeb媒体を活用するのが適しています。
経験者ならば、業種に特化した媒体を使うのもいいでしょう。
フリーペーパーであれば、通勤に便利で居住者の多いエリアに配布されるのが理想的です。
このように求人内容とスタッフ募集をかける媒体がマッチしていなければ、いつになっても応募者は増えません。
予算にも考慮しながら、求める人材とその背景にマッチした媒体へと切り替えましょう。
業務内容や条件は明確に
求人広告の中には、採用時の条件を明記していないものがあります。
「経験に応じて」「応相談」など、ケースバイケースで掲載が難しいのかもしれません。
ですが、応募者の立場からすると不安感や不信感につながります。
業務内容についても「セラピスト」と書くだけでは未経験者には正しいイメージは伝わりません。
施術のみの業務で、それ以外の雑務がないと誤解を生むこともあるでしょう。
面接時に「思っていた仕事と違った」とならないように、わかりやすく掲載するのがベストです。
業務内容や条件を明確にするのは、人材のミスマッチと早期の離職を防ぐ目的もあります。
スタッフ募集から採用、一人前になるまでは、膨大な時間と手間がかかるものです。
魅力的な求人広告で、応募者の確保とムダのない人材の採用・育成も実現しましょう。
他店の募集はしっかり分析
先にも述べたように、同業者の求人票も求人・転職の媒体に多く掲載されています。
その中には目を引く求人もあれば、スタッフ募集を見落としてスルーされてしまうものもあるでしょう。
この時点で理想的な人材を逃しているかもしれません。
求人票は第一印象もとても大事なのです。
目を引く求人票をつくるには、競合他社の募集広告の分析が役立ちます。
カラフルな文字で装飾してあったり、サロンの雰囲気がわかる写真を載せていたりとさまざまな工夫があります。
ただ何よりも、中身で見劣りしないことが重要です。
条件面で他店に有利に立つのが難しくても、わかりやすい業務内容や親近感の湧く言葉などで求職者の関心を引きましょう。
地域や職種、人材に応じた条件へと見直す
利用している求人媒体や求人広告の記載方法に問題がないのに応募が来ない…。
その場合は、求人内容そのものに問題があることも考えられます。
例えば経験者を求める場合、該当する求職者は結婚や出産を迎えて離職、子どもを預けられる年齢になったので復職を考えているかもしれません。
そのような方にフルタイムで土日出勤マストの職場は難しいでしょう。
他にも給与が地域の特性や職種に見合っていない、車通勤の人が多いのに駐車場がないなど、条件が合わないと判断されるケースがあります。
応募者の立場で条件や働く環境を見直してみてください。
採用者の間口を広げるのも手です。
「初心者歓迎」「パートタイム勤務可能」など、間口を広げることで優れた人材を確保できることもあります。
無理のない範囲で、いいスタッフとの出会いの機会を増やしておきましょう。
募集時期を適切に…マイナスイメージの回避
応募者がこなくて毎日の業務をこなすのが精いっぱいの状況では、「来月も同じ求人媒体に継続掲載で」と安易に決めてしまうかもしれません。
しかし、それは悪手です。
毎月のようにスタッフ募集しているサロンは「離職者が多い」「条件が悪い」「仕事が厳しい」などの悪いイメージができてしまいます。
実際とはかけ離れていても、勝手に広がってしまったイメージはどうすることもできません。
求人広告の効果がないなら一旦取り下げ、掲載内容や媒体の変更を検討しましょう。
一般的には以下のタイミングで就職活動が活発になります。
- お正月明けから新年度を迎える3月まで
- ゴールデンウイーク明け
- お盆明けから10月ころまで
この時期をうまく活用し、それでも応募が来ない場合は一旦下げて次のタイミングに向けて準備をする。
このような流れで効率的かつマイナスイメージを避けて人材確保を目指しましょう。
まとめ
魅力的な求人広告作りは、離職率の低下やスタッフ教育の時間とコストを削減することにもつながります。
つい目先の忙しさに追われがちですが、応募者が来ないならば一度じっくり見直してみてください。
現在抱える忙しさや課題の解消にもっとも早い近道かもしれません。