差別化テクニック①サロンのブランディング
ブランディングとは
ブランディングとは、そもそも何でしょうか。
それはサロンやサービスを「そのサロンならではのもの」と認識させることです。
それによって、サロンの価値を高め、他店との差別化をすることができるのです。
コンセプトの再確認や、スタッフの育成、イメージカラーの設定や情報発信など。
サロンのイメージを浸透させるためのすべての活動、それがブランディングにあたります。
ブランディングするメリット
ブランディングが上手く行き、差別化に成功すると集客に有利になります。
インターネットでいくらでもサロンを検索できる今の時代。
お客様は、自分にぴったり合うサロンを探しています。
「ヘッドスパならあのサロン」
「アロマオイルでじっくり癒されるならあのサロン」
サロンのイメージがはっきりしているほど、お客様から選ばれる確率が上がるのです。
実績も堂々とアピールしよう
どんなオーナーがやっているサロンであるか、それもサロン選びの大きなポイントです。
あなたの資格や実績をどんどんPRしましょう。
あなたの人柄やサロンに対する思い、そんなストーリーもブランディングに役立ちます。
そこに共感や価値を感じてくれるお客様がいるはずです。
ぜひホームページやSNSで発信してみましょう。
差別化テクニック②看板メニューを打ち出す
つい多様なニーズに応えようと、メニューの数が増えていないでしょうか。
うちのサロンの売りはこれ!という看板メニューを打ち出しましょう。
「目の疲れや肩こりまでスッキリのヘッドスパ」
「プライベート空間で極上のアロマトリートメント」
など、これだけは自信がある、他には負けない、というメニューをPRしましょう。
あなたのサロンのコンセプトを表しているメニュー、今のお客様に人気のメニュー。
看板メニューにふさわしいものがあるはずです。
もし悩んでしまったら、「なぜそのメニューを選んだのか」お客様にアンケートをしてみるのもおすすめです。
気がつかなかったサロンの強みが見えてきて、打ち出すべきメニューが見えてきます。
そして、看板メニューが決まったら、メニュー名も工夫しましょう。
施術内容や効果が分かりやすく、オリジナリティのあるものがお客様の期待を高めます。
さらに、競合サロンの人気メニューもリサーチしておきましょう。
もし、自分のサロンと似ていた場合には、プラスαの魅力を付け足すようにしましょう。
差別化テクニック③ターゲットを絞る
ターゲットを絞ることは、他店との差別化をする上でとても重要です。
「みんなに来てほしい」イコール「誰にも選ばれないサロン」と肝に銘じましょう。
最初は、間口を狭めることに勇気がいるかもしれません。
しかし、万人受けを狙うよりも、ターゲットが絞られている方が、集客に有利になります。
ただ単に「女性」というだけでなく、「近くのオフィスで働く20〜30代の女性」。
「子育てママ」や「妊活中の女性」など、より具体的にしていきましょう。
それによって、進むべき道が明確になるでしょう。
どんなメニューがいいのか、どんな内装がいいのかイメージしやすくなります。
また、情報発信も、より「刺さる」内容となり、選ばれる確率を高めることができます。
大事なことは、それがあなたの強みを発揮できるターゲットであるということ。
あなたが得意とする施術に、それを求めるお客様が集まってくる。
お客様にとっても、サロン側にとっても良い流れが生まれます。
また、ライバル店とターゲットが同じでも、満たしているニーズが違うこともあります。
例えば、同じ「働く女性」をターゲットにしていたとしましょう。
「会社帰りに気軽に通えるのが良い」のか、「ご褒美としてじっくり癒されたい」のかでは、だいぶ違ってきます。
どんなターゲットのどんなニーズを満たしたいのか考えてみましょう。
差別化テクニック④競合をリサーチしてみよう
「他店との差別化なんて思いつかない…」そう頭を抱えるオーナーも多いと思います。
そんな時は、地域の気になる競合店に足を運んでみましょう。
「自分だったらこうする」というところが見えてくるはずです。
ライバルを知ることで、気がつかなかった自分の強みが見えてくるでしょう。
また、大手チェーン店に足を運んでみるのもおすすめです。
価格や設備ではかなわないところもあるかもしれません。
しかし、流れ作業的であったり、今ひとつリラックスできる空間ではなかったり。
個人サロンの良さを改めて確認できる機会になるはずです。
参考記事:顧客があなたのお店だけに通うになる圧倒的差別化テクニック5選
差別化テクニック⑤サロンの特徴を分かりやすく伝える
差別化に取り組む中で、もう一つ大事なのが情報発信です。
あなたのサロンの特徴を分かりやすく伝えるために積極的に情報発信をしましょう。
ターゲット層に適した媒体の活用
インスタグラム、ブログ、Twitter、YouTube、様々な媒体があります。
何を活用するのが有効かは、あなたがターゲットにしている層によって変わってきます。
おしゃれなサロンの雰囲気を視覚的に伝えるならインスタグラム。
お客様の困りごとや悩みを解決するような読み物として伝えるならブログ。
肩こり、腰痛解消など動きも含めて解説するのが良いものなら動画配信、など。
ターゲットに適した媒体で発信していきましょう。
イメージカラーやデザインの統一
ホームページやチラシ、サロンの内装、名刺やポイントカードのカラーやデザインを統一することも効果的です。
視覚的にあなたのサロンのイメージが認識されることで、差別化につながります。
日々の施術や思いを発信してファンを作る
日々の施術について、あなたの思いやこだわり、好きなことなどを発信していきましょう。
お客様の感想を発信するのもおすすめです。
それを続けていくうちに、あなたのサロンのイメージが定着し、ファンができていきます。
まとめ
差別化と言っても難しく考える必要はありません。
できることからコツコツと始めていきましょう。
日々、反応を見ながら軌道修正していくうちに、他にはないサロンが出来上がりますよ。