サロンの店名が重要な理由
サロンの店名は、なぜそれほど重要なのでしょうか。
まずはその理由を見ていきましょう。
店名は集客に大きく影響する
それは、店名が集客に大きく影響するからです。
店名は、サロンそのものを表す顔であり、そのイメージを第一に伝えるものです。
特に近年、サロン選びにインターネット検索や口コミを利用する人が多くなっています。
お店のコンセプトがしっかり伝わって、かつキャッチーで覚えやすいネーミング。
こんな店名だと、検索されやすく、口コミが広がりやすいので、集客に大きなメリットとなります。
逆に、覚えづらいなど、認知されにくい店名はどうしても不利になってしまいます。
店名は途中で変更するとダメージ大!
店名を途中で変更することは、不可能ではありませんが避けた方が良いでしょう。
既存の顧客が離れてしまう、新しいお店だと思われるなどダメージが大きいです。
さらに、ホームページやチラシの変更などコストもかなりかかってしまうことに。
ずっと使っていける良い店名を、最初にしっかり考えることが大事です。
こんな店名はNG!決める際の注意点
店名を決める時に、注意するべきことを確認しておきましょう。
すでに商標登録されている
すでに商標登録されている名称は、避けなければいけません。
うっかり使用してしまうと、後々トラブルになることもあります。
候補ができた時点で確認しておきましょう。
特許情報プラットフォーム(j-PlatPat)https://www.j-platpat.inpit.go.jp/で検索することができます。
近くの競合店と被っている
商標登録に問題がなかったとしても、近隣の競合店と被ってしまうのはNGです。
検索サイトでは、前からある方が上位に表示されやすく、新規オープンする方は不利になります。
また、系列店と間違われるなどのデメリットも。
事前にインターネット検索で、同じような名前がないかチェックしておきましょう。
複雑、読めない
いくらこだわりのある名前でも、複雑なもの、読めないものは適していません。
認知されづらいと「なんて名前だったっけ」と、後から検索することができないからです。
口コミが広まりにくく、顧客獲得の機会が失われてしまいます。
イメージの良くない言葉を使っている
サロンという場所柄、イメージの良くない言葉は避けましょう。
当たり前のようですが、オリジナリティを追求しているうちに、知らずに入っていることも。
また、日本では良いイメージでも海外では思わぬ意味を持ってしまうこともあります。
様々な角度からしっかりチェックしておきましょう。
繁盛する店名のポイント
イメージや提供しているサービスが伝わる
店名からサロンのイメージや提供しているサービスが分かることが大事です。
ターゲットとしている層に見てもらえる機会が増え、ミスマッチを防ぐことができます。
「オリエンタルヘッドスパ〇〇」「英国式リフレクソロジー〇〇」のようにショルダーネームを入れるのも一つの手です。
誰でも読める、覚えやすい
誰でも読める、覚えやすい、というのは重要なポイントです。
一目見て印象に残れば、後から検索してもらいやすくなります。
お客様に気に入ってもらった場合も、口コミを拡散してもらえ、集客につながります。
検索されやすい
「検索されやすいかどうか」は意識しておきましょう。
外国語の店名の場合、多くの人がカタカナで入力し、検索しています。
カタカナで発音しやすい、聞き取りやすい名前であることもポイントです。
「受けたい施術+地名」で検索する人も多いので、違和感がなければ地名を入れるのも良いでしょう。
また、有名な企業や物と同じ名前だと、検索結果の上位に表示されることが難しくなります。
候補の名前は、検索結果がどう表示されるか、試しに検索してみましょう。
自分自身が愛着を持てる
ずっと付き合っていくサロンの店名です。
自分自身が愛着を持てる名前であることが大事です。
集客のためのポイントは押さえつつ、思いのこもった名前をつけましょう。
店名の決め方のヒント4つ
①コンセプトから決める
サロンのコンセプトを掘り下げてみましょう。
セラピストになった理由、サロンをオープンしようと思った理由。
そこには、あなたが大切にしたいキーワードがあるはずです。
候補があったら、どんどん周りの人にも意見を聞いてみましょう。
②外国語に翻訳
候補のキーワードを外国語にしてみるのもおすすめ。
こだわりや思いを、おしゃれにさりげなく使えるのがメリットです。
英語はもちろん、フランス語やハワイ語などもサロン名には人気です。
Google翻訳を使えば、世界中の言葉に簡単に変換してみることができます。
③クラウドソーシングサービスで募集する
クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングサービスで募集するという手もあります。
予算は1万円ほどから可能で、平均して数百件の提案が集まります。
自分一人では思いつかなかったようなアイデアや、違った切り口から提案をもらうことができます。
④企業や有名店のアイデアを参考にしてみる
有名店やヒット商品にはネーミングのヒントが詰まっています。
例えば、世界有数のタイヤメーカーである「ブリヂストン」は、創業者の姓の「石橋」(ストーン+ブリッジ)を英訳し、逆さまにしたもの。
国内のみならず世界中に店舗をもつ衣料品ブランドの「ユニクロ」は、「ユニーク(独自の)・クロージング(衣料)・ウェアハウス(倉庫)」を略したもの。
『ほかでは買うことのできない良いカジュアルファッションを、お客様が自由に選び買うことができる』というメッセージが込められているそうです。
外国語にしたり、逆さまにしたり、頭文字をとったり。
気になる名前を見つけたら、その由来を調べてみると参考になるかもしれません。
まとめ
これからオープンするサロンの店名。
大事なものであるがゆえに、いざ決めるとなると、悩んでしまうかもしれません。
しかし、ここは焦らずじっくり考えましょう。
そうして考えた上で選ばれた店名は、きっと素敵なものになるはずです。