【これで解決】スタッフを雇う時にオーナーがやるべき4STEP

スタッフ
サロン開業時、あるいは開業後にスタッフの採用を考えたとき、「人を雇うってどうすればいいの?」と分からないことも多いのではないでしょうか。 ここでは、求人方法から、面接、採用後の手続きまでを解説していきます。 また、正社員やアルバイトとして雇用する場合と業務委託の場合のメリット、デメリットについても説明していきます。

目次

1. 採用計画を立てる

「スタッフを採用したい」と思ったら、まず採用計画を立てましょう。

最初にきちんと計画を立てておくことで、無駄なコストをかけず、採用のミスマッチを防ぐことができます。

「いつ」「どのような人材を」「何人」採用するのか具体的に決めていきます。

人数を決める

ベッド数や数値目標から採用人数を決めましょう。

開業後しばらく経っているならば、それまでの実績を元に算出します。

なお新規オープンの場合は、すぐにベッドが埋まらないことも考え、最低限の人数でスタートしましょう。

その後状況をみて増やしていくのが安全です。

人材要件を決める

実際にお客様に施術を行うスタッフは、サロンにとって重要な存在です。

そのため、求めるスキルや経験など、考え始めるとたくさん出てきます。

大事なのは、求める要件の中で優先順位をつけておくことです。

採用難と言われる昨今、希望にピッタリ合う人材を採用できる可能性は高くはありません。

絶対に欠かせない条件と妥協できる条件を、あらかじめはっきりさせておきましょう。

雇用形態を決める

正社員やパート、アルバイトとして雇用するのか、それとも業務委託にするのか、雇用形態を決めましょう。

正社員やパート、アルバイトは労働者として、雇用契約を結びます。

これによって労働者には、労働法が適用されます。

サロン経営者としては、労働法上の配慮や社会保険の加入などが必要となり、負担は増えます。

しかしながら、このような雇用契約の場合、施術だけでなく、掃除や事務作業、社員教育などまで含めた、サロン運営全般を任せることも可能です。

一方、業務委託契約は、サロンと個人事業主(フリーランス)であるセラピストが対等な立場で契約を結ぶものです。

労働法の制約を受けないので、労働時間や報酬、契約の終了など比較的自由な条件で契約することができます。セラピストにとっても、ライフスタイルに合った自由な働き方が可能になります。

その反面、仕事内容は、基本的に契約した内容のみになります。

掃除や予約管理などある程度幅を持って契約することも可能ですが、一般的な雇用とは違うことを理解しておく必要があります。

サロン運営全般をお願いしたいのか?施術だけお願いできたらOKなのか?

自分のサロンに合った雇用形態を選択しましょう。

業務委託のメリット

  • 比較的自由に契約ができる
  • 社会保険の加入などの手間とコストが省ける
  • 必要なだけ依頼することができる
  • 子育て中や掛け持ちなど幅広い人材から採用することができる

業務委託のデメリット

  • 指揮命令を受けないので業務の質を保ちづらい
  • サロンにノウハウや経験が蓄積しづらい
  • 業務範囲を明確にしておかないとトラブルになることも
  • 報酬は比較的高めに設定されることが多い

2. 求人方法はどんなものがある?

採用計画ができたら求人活動をしましょう。

今は、紙媒体、ネット媒体、SNSなど求人方法が多様化しています。

採用難と言われる今、複数の求人方法を組み合わせて、同時に進めることが成功のポイントになってきます。

採用広告媒体を絞り込む

新規オープンのサロンの場合、知名度が低いため、ネットなどの採用広告媒体が有効な手段となります。

インターネットで検索すると採用広告媒体はたくさん出てきます。

掲載は無料で紹介料のみ、掲載料のみ、掲載料プラス紹介料、など料金体系や金額も様々です。

Indeedのような掲載無料、紹介料無料で、求人広告がクリックされた分だけ費用が発生するクリック単価制もあります。資料をダウンロードして比較してみましょう。

採用の経験がある同業者に、有効だった媒体を聞いてみるのも参考になります。

無料でできる求人方法も同時に進めよう

採用広告媒体に掲載する以外にも、無料でできることもたくさんあります。

たとえば

  • サロンのホームページに採用専用ページを作る
  • サロンの公式InstagramやLINEなどを開設する
  • ハローワークに登録する

といったやり方が挙げられます。

また、店頭に掲示するポスターや看板なども有効です。

お仕事を探している近隣の方やお客様の目にとまり、採用につながることがあります。

知り合いや紹介も手堅い方法です。

特に、オーナー1人で立ち上げて、これから一緒にサロンを作り上げていく片腕が欲しいという場合には、一般応募よりも、以前一緒に働いていたスタッフや知り合いなどに声をかけてみるのが良いでしょう。

他には、セラピストの資格スクールなどを訪問してみるのも一つの方法です。

最初の信頼関係を作ることができれば、その後の安定した採用につながります。

3. 面接のポイント

めでたく応募があったら、いよいよ面接です。

面接をする上での注意点について解説していきます。

履歴書は先に提出してもらう

履歴書は面接時に持参してもらうのではなく、事前に送ってもらうようにしましょう。

そうすることで、本気度の高い応募者に絞られ、直前のキャンセルや当日来ないということを防ぐことができます。

また、面接する側も、事前に履歴書に目を通し、聞きたいことを整理することができ、当日は応募者とのやり取りに集中することができます。

話しやすい雰囲気を作り、自社の魅力も伝えよう

採用後のミスマッチを防いで、活躍できる人材を見極めるためにも、話しやすい雰囲気を作り、応募者の本質を引き出すことが大事です。

また、面接とは、サロン経営者と応募者が、お互いに希望を確認し合う場です。

採用難の昨今、応募者の希望を汲み取り、自社の魅力や強みを的確に伝えることも大事です。

1回の面接で決めない

短時間の面接で、その人がどのような人物かを見抜くのは難しいことです。たとえ好印象であっても、1回の面接で決めてしまわない方が無難です。

また、リラクゼーションサロンにおいて重要なのは、やはり施術技術です。1日体験入店や実技試験などを行うのもいいでしょう。

面接では緊張して、良さが出せないというタイプの人も、実際の仕事での雰囲気を見ることができます。

その際のスタッフとのコミュニケーションの取り方なども重要な判断ポイントになります。手間はかかりますが、少人数のサロンで1人のスタッフの影響は大きいものです。

妥協せず、慎重に進めることが大事です。

4. 雇用に必要な手続き

無事に採用が決まったら、必要な手続きを行いましょう。

契約手続き

正社員、パート、アルバイトとして雇用する場合は、労働時間や給与などの労働条件を明示しなければなりません。

多くの場合、「労働条件通知書」として労働者に配布する方法、または「労働条件通知書兼労働契約書」として、サロンと従業員がお互いに署名または記名、押印して契約書を取り交わす方法いずれかを採用しています。

後で、「もらった覚えがない」と言われることがないように、契約書として取り交わしておく方が安心です。サロンと労働者がそれぞれ控えを保管するために、2部作成しましょう。

厚生労働省のホームページに「労働条件通知書」の雛形が掲載されています。

業務委託の場合は、「業務委託契約書」を作成します。

サロン側とセラピストで話し合い、合意した内容を書面にしておきましょう。報酬や勤務時間、業務内容、契約期間などを明記します。契約期間や更新の有無、契約解除の手続きなどは、後々トラブルになりやすい事項なので明記しておきましょう。

その他、兼業の可否や設備の用意・利用のルールなども契約書に記載されているといいでしょう。

雇い入れ時に提出してもらう書類

採用することになったスタッフに提出してもらう主な書類は以下のようなものです。サロンやスタッフの雇用形態などによっては不要なもの、またこれ以外にも必要となるものも出てくるかもしれません。必要に応じて提出してもらいましょう。

履歴書、職務経歴書、卒業証明書・成績証明書、住民記載事項証明書、健康診断書(3か月以内に受診した健康診断の結果)、秘密保持誓約書、口座振込依頼書、通勤届申請書、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書、給与所得者の源泉徴収票、雇用保険被保険者証、年金手帳・基礎年金番号通知書、健康保険被扶養者(異動)届など

社会保険などの加入手続き

●労働保険の加入

 労災保険 問合せ先 労働基準監督署

 雇用保険 問合せ先 ハローワーク

●社会保険の加入 問合せ先 年金事務所

手続きには、細かい書類などたくさんの手続きがあり、慣れるまでは大変です。

役所の担当者に聞けば丁寧に教えてくれるので、確認しながら進めましょう。

一度マニュアルやチェックリストを作ってしまえば、それ以降はルーティーンで行うことができるので楽になります。

まとめ

スタッフの採用には、求人から面接、雇用手続きなど大変なこともたくさんあります。しかし、サロンにとって、実際に施術を行うスタッフは大事な存在。

ぜひ、しっかりと計画をして、サロンの雰囲気や方向性に合ったスタッフを見つけてください。