メニュー名は集客を左右する!
なぜメニュー名が大切なのでしょうか、まずはその理由を見ていきましょう。
手を抜きがち?なメニュー名
「アロマトリートメント60分」
「首肩こり改善!しっかり圧で全身アロマ60分」
この2つのメニューがあったとき、あなたはどちらに惹かれますか?
あなたが辛い首肩こりに悩んでサロンを探していたとしたら、間違いなく後者ですよね。
しかし、「アロマトリートメント60分」のようなメニュー名は本当に良く目にします。
施術内容に力を入れている一方、メニュー名には力を入れていないことも多いのです。
逆に言えば、ここに力を入れると、ぐっと他との差がつくポイントだということです。
大手リラクゼーションチェーンでも、このようなメニュー名は良く見かけます。
しかし、それは圧倒的な知名度や立地、価格による優位性があるからかもしれません。
かつてはあたりまえのようにつけられていたこれらのメニュー名。
でも今の時代、それではもったいないです。
差別化を図り、売上を上げるために、メニュー名は重要な要素になっているのです。
メニュー名には労力をかける価値あり
今は、多くの人がサロン選びにインターネットを利用しています。
ネット検索やポータルサイトでお客様が選ぶ時、メニュー名は大きな判断材料です。
メニュー名から、そのコースの魅力が伝われば、選ばれる確率がぐっと上がります。
魅力的なメニュー名は、それだけで自動的に売上を上げてくれる強い味方なのです。
その証拠に、大企業は商品名やキャッチコピーに莫大なコストをかけていますよね。
メニュー名のネーミングには、それだけじっくりと労力をかける価値があるのです。
それダメ!意外に多いNGメニュー名
どんなにすばらしい施術でも、メニュー名が良くないとお客様に選んでもらえません。
ここでは意外に多いNGメニュー名を見ていきましょう。
施術名+時間
残念なメニュー名の代表が、「ボディケア60分」「フェイシャル30分」など施術名+時間です。
本当によくあるメニュー名ですが、これでは、施術部位と時間しか分かりません。
最低でも、どんな内容で、どんな効果が得られるのか伝わることが必要です。
そうでなければ、お客様は自分にとって良いのかどうか判断することができません。
同じ「ボディケア60分」で、6000円と4000円のサロンがあったらどうでしょう。
その場合、より安い方が有利になり、大手などに太刀打ちできなくなってしまいます。
専門用語で分かりにくい
「サロンのメニューは分かりにくい」と思っているお客様は意外と多いもの。
セラピストには当たり前でも、一般の人には馴染みがない言葉もよくあります。
よほどトリートメント通のお客様でない限り、来店のハードルが高くなってしまいます。
なるべく専門用語を使わずに、誰が見ても分かるメニュー名にしましょう。
スタッフ同士だと、どこからが分かりづらいラインなのか見えづらいかもしれません。
そんな時は、ぜひ家族や友人など身近な人に意見を聞いてみましょう。
それがターゲット層に近い人だとより効果的です。
また、新たに売り出したい技術名など、少し特別な言葉を使いたい時もあるでしょう。
その場合は、媒体などによって違いはありますが、説明文を添えるのが効果的です。
わざわざお客様が調べなくても分かるようにしておくことが大切です。
メニューが多すぎる
ただでさえ、一般の人には分かりにくいこともあるサロンのメニュー名。
ネット検索をしていて、それが数多くずらりと並んでいたらどうでしょう。
お客様は迷って選ぶことができず、そのページを離れてしまうかもしれません。
豊富なメニューを用意するよりも、サロンの売りであるメニューを厳選しましょう。
そして、そのメニューを徹底的にアピールできるネーミングを考え抜くのです。
そうして厳選され、考えられたメニュー名は、お客様からも選ばれるメニューになります。
勝手に売上アップ!メニュー名決め方TOP3
ここからは、お客様に選ばれる、売れるメニュー名の決め方TOP3をご紹介します。
施術後の姿をイメージさせる
まず、メニュー名から、どんな内容で、どんな効果があるのか分かることが基本です。
その上で「これを選ぶと〇〇になれる!」とイメージできるとより効果的です。
「オールハンドでくすみスッキリ!ツヤ肌&小顔フェイシャル」
など、お客様の悩みや理想の状態を提示するのもおすすめです。
お客様の「こうなりたい!」という思いを刺激しましょう。
ターゲットを絞る
どんな人をターゲットにしているかは、メニュー名のネーミングにおいて重要です。
なぜなら、ターゲットの年代や性別によって、使うべき言葉が違うからです。
例えば、同じヘッドスパでも、デスクワーク疲れの解消と美容目的では違います。
「眼精疲労解消!ぐっすり眠れるリラックスヘッドスパ」
「目元パッチリ リフトアップフェイシャル&小顔ヘッドスパ」
など、ターゲットによって、使うべき言葉は違ってきます。
まず、どんな人がターゲットなのかはっきりさせることが大事です。
その上で、そのターゲットにアピールできる、「刺さる」言葉選びをしましょう。
イチ押しの看板メニューで勝負
メニューが多すぎて選べない、ということを避けるために、メニューは厳選しましょう。
「〇〇はどこにも負けない」というサロンの特徴が良く出ているメニューで勝負します。
よくお客様に予約されるメニューは何でしょうか。
現状を分析してみましょう。
常連のお客様に、なぜそのメニューを選んだのか聞いてみるのも参考になります。
自分たちでは分からなかったそのメニューの魅力に気づかせてくれるかもしれません。
その上で、そのメニューの魅力を十分に伝えてくれるネーミングを考えるのです。
メニューを厳選した分、オプションで追加できるメニューを用意するのもおすすめです。
バリエーションが出て、いつも同じメニューで飽きてしまうのを防ぐことができます。
まとめ
良く考えられたメニュー名は、それだけで自動的に売上を上げてくれる強い味方。
じっくり時間と労力をかけて考える価値のあるものです。
もし、売上の停滞に悩んでいるなら、一度見直してみてはいかがでしょうか。